鳥取大学と日南町より視察

3月5日(火)10時より鳥取大学の先生と鳥取県日南町の職員さんに視察に来ていただきました。

午前中は宇部市についてと、YCCUの設立経緯から今までの活動について紹介しました。

YCCUの活動のなかでも、去年の6月に子供たちと作った宇部模型は、モノづくりを通じて子供の教育にもなっていると同時に、その後イベントで宇部模型を展示して、親御さんたちと自然な形で街づくりについての協議ができていることについて大変高く評価していただき、嬉しかったです。

学生が中心となって活動するまちづくり系組織の体制に興味をもっていただきました。なかでも昨年実施した「宇部模型」について、子どもが楽しめるイベントの企画と、その後に模型をビアガーデンで展示することで、その子供たちや親御さんがまちづくりについて自然に話し合う場ができていたことは大変評価していただけました。

午前の部を終え、この日は天気がよかったので、外でランチタイム。

午後からは「地域の場づくりと対話」をテーマとした研究会を行いました。
主な内 容は、コンパクトシティ(自治体)、ワークショップについて(空間デザイン,福祉,防災)

前半は鳥取県日南町と、それに関連した研究から整備状況といったハード面からアプローチしました。
1 「日南町コンパクトヴィレッジ構想について」

吉田 博一(日南町・農林課)

k日南町は昭和に7村で合併して以降、山間部の中心的な集落に市役所をはじめ、学校、病院、商業施設をコンパクトにまとめる整備を行ってきた非常に珍しい地域です。また、日南町は自然豊かな地域であり、かつては「たたら産業」で栄えていたことなどから観光資源もたくさんあるのに、それらの素材をうまく活用しきれていないことなどが課題でもありますしかしながら、中山間地域では過疎化や高齢化によってイベントをする課題にも人手不足であることなど、ソフト面での課題が大きいようです。こうした課題を挙げたうえで、宇部のまちなかを見返したとき、行政と民間、そして大学といった異なる分野にそれぞれキーパーソンがいれ、彼らを中心に、お互いに連携することで、少しずつ前に進んでいるように思いました。そこでまずは、地域の中でキーパーソンとなる人物をあげ、その方と連携して進めていくことが大切であると考えました。日南町役場の方も、そうした方に心あたりはあるとのことで、今後の動きが楽しみになりました。

 

2 「昭和及び平成の市町村合併が地域生活拠点形成に及ぼした影響―中国地方中山間地域の自治体を対象として―」
今冨 良介(山大・工)

戦後から現在に至るまでの合併パターンが地域の拠点づくりにどう影響したか研究によって明らかにしたもので、今回の話し合いから、ハード面の変化だけでなく、ソフト面も考慮した研究が必要であると感じました。

後半はワークショップに関する事例から地域連携の在り方などについて考えていきました。

3 「防災・福祉ワークショップ講座について―東西町地域振興協議会と連携した取り組み―」
東根 ちよ(鳥大・地)

街歩きなどのフィールドワークを取り入れながら、肌感覚で地域内の防災・福祉について学ぶ取り組みがなされ、ほかの地域に比べて、住民の参加率が高いワークショップの好事例として取り上げられました。ハザードマップなどの防災情報をきいただけでは、ピンとこないところを、実際にまちを歩いて体感することは面白く、同時にそうした活動に住民が参加することで、いざといときに支えあえるネットワークを形成でき、ワークショップの重要性を感じました。

4 「大学生の行動実態と討議実験に基づいたまちなか公共空間の効果に関する研究」
友岡 千星(山大・工)

大学生の生活圏域と、学校近辺で話しあう場合と、中心市街地の公共空間で話す場合には後者の方が盛り上がることから、公共空間は街に重要な役割を担っていることを明らかにしたものでした。学部生の研究とは思えないほど、非常に立派で分かりやすい研究であり、ぜひUサロンでも発表してほしいと思いました。

5 「高校生との地方創生 WS について―ご当地 WS の提案―」
長曽我部 まどか(鳥大・工)

「えんたくん」とったワークショップにおける新アイテムを活用し、短時間で大人数のワークショップを行った事例として挙げられました。今後はUサロンなどでも活用してみたいと思います。

以上、今回は視察という形で、宇部について紹介することが主な目的だと思っていましたが、非常にたくさんのことを学ばせていただきました。今後も情報を共有し、切磋琢磨していきたいと思いました。

最後にお決まりの記念撮影。