若者クリエイティブコンテナ(YCCU)について

宇部市中央町エリアは、飲食店や宿泊施設など、集客施設が多く、かつては工業地区の後背地として盛んな街でした。しかし、産業構造の変化やモータリゼーションに伴い、「まちなか」の空洞化が進んでいます。今まで宇部の産業を支えてきた「まちなか」に私たちは何を求めているのでしょうか。安心・安全で暮らせる環境はもちろんのこと、楽しみや出会い、交流の人もいるのでしょう。そこには新たなビジネスが生まれるかもしれません。

安全・安心で楽しく暮らし続ける「まち」、人々の出会いがあり、そこに行けば何か面白いことがある「まち」に取り戻すためには、まず、地域を考える様々な主体が対等な立場で話せる連携の「場」が必要です。若者クリエイティブコンテナ(YCCU)は、「若者」の目線から「まちなか再生」を考える場所であり、これから地域の様々な主体との連携の「場」として機能し始めます。

地域の課題は地域によってそれぞれであり、解決策も地域によって様々であります。つまり、市民参画・地域主導型まちづくり活動は不可欠であり、地域固有の特性に応じた問題解決を進めていく必要があります。「公」・「民」・「学」のそれぞれの立場で活動する様々な個人や組織が、試行錯誤を繰り返しながら緩やかにつながり、協働して地域問題の解決に取り組む新たな都市計画やアーバンデザイン手法が求められています。

「学」である大学や専門家は、技術や手法を積極的に「まち」に応用すると共に、地域の多様な主体と連携しながらコラボレーションの方向を見つける役割を担うことになり、今後宇部の「公」・「民」・「学」の連携体制を育てていくための活動を始めます。

「公」:行政(官)、地域社会に必要な公共サービスを担う
「民」:市民(自治会等)、非営利組織(NPO)、経済活動を行う企業など、地域の活力と魅力の向上を担う
「学」:大学などの教育研究機関や専門家など、専門知識や技術を基に先進的な活動を担う

※YCCU=Youth Creative Container Ube

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「公」・「民」・「学」連携プラットフォームのイメージとYCCUの位置づけ

設立の背景

宇部市では、平成12年(2000年)3月に「中心市街地活性化基本計画」を策定し、中央町地区においては、定住人口の確保と商業基盤の充実のための整備及び商業集積づくりを進めてきました。その一環として、平成17年(2005年)に土地区画整理事業等に伴い、中央町地区の第一地区のまちづくりを完了し、引き続き平成20年度からは隣接している第2地区にて、住宅市街地総合整備事業により段階的な老朽建物の除却や街路整備を行っています。

また、「宇部市にぎわいエコまち計画(2015)」、「宇部市地域再生計画(2015)」及び「宇部多世代共働交流まちづくり(宇部CCRC)構想(2016)」等を策定し、中央町エリアを中心に、若者や子育て世帯の居住促進、生活支援機能及び創業機能が揃ったまちづくりを進める方針として多様な事業を実施しています。

こういった計画・事業の中、平成27年(2015)11月から開催したまちなか「再生ミーティング」からの提言書を基に、平成29年4月に新たな取り組みとして山口大学と連携して、若者を始め、多世代・異業種の交流・連携を目的とする「若者クリエイティブコンテナ(YCCU)」が開設することになりました。

「若者クリエイティブコンテナ(YCCU)」は、上記の提言書に基に、次世代を担う若者を始め多くの市民参加を生み出し、未来志向のまちづくりを推進する活動拠点として位置づけられています。また、「宇部市まち・ひと・しごと創生総合戦略(2015)」に位置付けた「(仮称)若者未来センター」の実現に向けた準備計画や、「公・民・学」連携の実証実験を行う施設として運用します。

YCCUの目的と機能

YCCUの目的は、「公・民・学」連携体制を構築する準備段階として、中央町エリアをベースに、市民と行政、企業、大学などが連携してまちづくりを進めていくための「場所」「環境」をつくることが、YCCUの設立に込められた大きな目的です。2年目となる平成30年度には、下記の3つの機能を基に具体的な活動を進めて参ります。

(1)新たなまちづくりに係る「研究・提案」のシンクタンク機能
 ①中央町の空間デザインに関する計画及び設計協力
 ②中央街区公園・ポケットパーク等のまちなか公共空間の利活用マネジメントに関する研究
 ③まちなか再生に向けた社会実験の実施
(2) これを市民や社会に対して「発信」し、「参画」、「交流」を促すプロモーション機能
 ①賑わい創出イベントの実施
 ②交流サロンとして、地域や異業種との交流を促進
 ③HPやリーフレット、SNS等による情報発信
(3)これをベースに多主体が連携しながら「施策化・事業化」を企画・調整し、「持続的運営」を支援するプラットフォーム機能
 ①多世代交流スペース(コンテナ及びしばふ広場)の管理運営
 ②周辺活動団体とのネットワーク化に向けた協議
 ③まちなか再生にむけたエリアマネジメント活動の推進

YCCUは、地域住民との連携を大切にしながらも、まちづくりや都市・空間デザインの拠点として、大学の専門性を軸とした人材発掘・育成や新規事業の創出などに重点を置いています。つまり、地域の様々な活動団体や市民とネットワークしながら信頼関係を構築し、これからのまちづくり拠点のあるべき体制・役割を模索していきます。

施設と利用案内

2016年9月にオープンした「多世帯交流スペース」のポレポレカフェの隣に拠点を置き、2017年4月にオープンしました。

約30㎡の小さな空間ですが、心地よく誰でも気楽に使える「フリースペース」となっています。また、予約制によりセミナー・講習会など、貸し切りで利用することも可能です。 デスクやソファー(3名着席可能)、折りたたみ椅子(6個)を含め約15の椅子が用意されています。また、自由に使えるプリンター(A3サイズ、スキャン可能)やプロジェクター、ホワイトボード、Wi-Fiを用意しています。

※ポレポレカフェにて販売するものに限り、館内飲食可能です。

しばふ広場を含めた多世代交流スペースの貸し切り利用に関しては、こちらをご覧ください。

  • ・開館時間:月曜~土曜9:00~20:00
  • ・休館日:日曜・祝日(祝日は開館する場合がございます。)
  • ・貸し切り使用:無料(ただし、若者クリエイティブコンテナの場合、非営利的な活動に限定します。) 具体的な多世代交流スペース施設利用要領はこちら
  • ・施設の予約・お問合せ:0836-38-8825

※FacebookメッセージやE-mailでもお問合せ可能です。

メンバー(Member)

宋 俊煥Junhwan SONG (YCCU 代表 / ディレクター)

  • 山口大学大学院創成科学研究科 建設環境系専攻 助教
  • 空間計画学/アーバンデザイン/エリアマネジメント

小林 剛士Takeshi KOBAYASHI (ディレクター)

  • 山口大学大学院創成科学研究科 建設環境系専攻 助教
  • 都市計画学/アーバンデザイン

松葉 智子Tomoko MATSUBA

  • 山口大学大学院創成科学研究科 建設環境系専攻 修士2年生

今冨 良介Imatomi Ryosuke

  • 山口大学大学院創成科学研究科 建設環境系専攻 修士2年生

松尾 真利Shinri MATSUO

  • 山口大学大学院創成科学研究科 建設環境系専攻 修士1年生

甲斐 雅人Masato KAI

  • 山口大学大学院創成科学研究科 建設環境系専攻 修士1年生

呉 英理子Eriko GOH

  • 山口大学 工学部 感性デザイン工学科 4年生

蕭 慈為Tzuwei HSIAO

  • 山口大学 工学部 感性デザイン工学科 4年生

江本 翔一Shoichi EMOTO(マネージャー)

  • 360°Imageworks Inc.
  • イベント企画/施設管理

元・メンバー

饗庭 恵Megumi AIBA

  • 2017.4.10~2018.3.31

森定 稜太Ryota MORISADA

  • 2017.4.10~2018.3.31

シュウ イーシンCHOW YI XING

  • 2017.4.10~2018.3.31

白井 駿介Syunsuke SHIRAI

  • 2017.4.10~2018.3.31

藏薗 悠介Yusuke KURAZONO

  • 2017.4.10〜2017.9.30