生配信エリマネ会議with東京・札幌・福井

年が明け、1ヵ月が終わろうとする頃、1月29日に「官民ボーダレス まちづくりミーティング」が開催されました。

会議は14時からはじまり、東京を中心として、宇部のほか、札幌と福井をサテライト会場として生中継で進められ、およそ4時間に及ぶ大規模なものでした。

まずはコンテナの前から中継スタート!コンテナがいっぱいになるまで傍聴席が埋められます。

会場はYCCUだけでなく、隣のポレポレカフェでも配信。全国のまちづくりの事例に真剣なまなざし

途中、休憩のときには、参加者のあいだでディスカッションが行われ、大にぎわいです。YCCUをはじめ、宇部のまちづくりの現状と課題についても紹介しました。写真はYCCU代表の宋先生参加者もマイクをもち、現場の声を届けます。1枚目は地元の商店街を盛り上げ活躍するポレポレカフェ代表の富岡さん

2枚目はYCCUメンバーであり、360℃イメージワークス代表の江本さん地方では、道路や広場があまり使われていないこと、商店街の空き家の解消などの課題があるなか、一部の地域では、そうした公共空間をなんとか盛り上げようとする人が尽力しています。

今回のミーティングはこれらの課題に対して、「民」(民間企業)×「官」(行政)×「学」(大学)という異なる立場で活躍する人たちの声を聴き、まちづくり(エリアマネージメント)について、みんなで考えるきっかけをつくり、その手がかりを得ることが目的でした。

登場ゲストの活動紹介、各地域の事例を題材として、熱い議論が行われ、「都市経営」といった少し難しい話まで踏み込むなか、今回の話として、おそらく最大のキーワードだと思われたのが「変わり者」でした。

地域格差を緩和するうえで、みんな同じ、平等であることや普通であることを良しとしてきた社会で暮らすうちに、その均衡を崩さないことに固執し、崩すことによって生まれるエラーを敬遠しがちで、今まで通りのやり方が一番といった固定概念に囚われがちですが、

これが好きだという思いから、クリエイティブに暮らす「変わり者」がそうしたエラーを恐れず、時に失敗しながらも、奮闘する姿は、いつしか周りに干渉し、その熱がゆっくり伝染していくことで新たな「変わり者」が生まれます。

エラーしたら、周りは「ドンマイ」って声を掛ける。一緒に戦う。まさにスポーツですね。プレイヤーがいて、それを応援する人がいる。まちづくりにおいて、そんな関係性が広がればいいなと改めて思ういい機会となりました。